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ホームエデュケーションって? 
東京シューレ代表 奥地 圭子



 みなさんは「ホームエデュケーション」とか「ホームスクーリング」ということばを聞いたことがありますか? 「ホームエデュケーション」はおもにイギリスで、「ホームスクーリング」はおもにアメリカで使われている言葉です。どちらも、家庭を拠点とした教育のあり方をさしています。それらは、日本でいうところの「家庭教育」とも「自宅学習」ともちがいます。「家庭を拠点にする教育」とは、「学校」に行くあり方ではなく、「家庭」をおもなよりどころとして成長していくあり方をさします。

  欧米では、こうした教育が成長のひとつの道として市民権を得ており、社会的に認められています。しかし、日本では「義務教育」の「義務」が子どもの義務でないにもかかわらず、学校を絶対的とする見方が強く、学校へ行かないことが問題行動とされてきました。

 子どもの成長は、学校だけではありません。学校へ行かないからといって、適応指導教室やフリースクールに通わなくてはいけないものでもありません。学校にこだわって考えると、在宅のお子さんが心配になってしまうかもしれませんが、「わが家はホームエデュケーション」という意識で暮らせば、子どもへのまなざしは、もっとあたたかく、肯定的になることでしょう。

 「ホームエデュケーション」というとすぐに、母親が教師がわりに教科書を教えるとか、家で通信教材をやらせるイメージが思いうかぶ人が多いのですが、そうではありません。それぞれの家庭で、お子さんの興味・関心・ペース・感じ方などを大切にしながら、親が責任をもっていくというやり方が「ホームエデュケーション」で、そのかたちは、いろいろあるのです。

 ただ、今の日本では、学校に行かず(不登校で)家にいると、どうしても孤立させられがちです。そのため「情報が欲しい。仲間と出会いたい」という要求を多くの不登校のお子さんの家庭でもっていらっしゃることがわかりました。そこで、この「ご案内」にあるような活動をしています。現在、全国でおよそ300家庭(2005年8月現在)がつながりあっています。

 どうぞあなたも、お仲間に加わってください。たがいに知り合ったり、ともに楽しく生きるエネルギーや知恵を交流できればうれしいです。